わたしたちとお金の
付き合い方
わたしたちが生きていくためには、たくさんのお金が必要です。わたしたちはお金とどのように付き合っていけばよいのでしょう?お金との3つの付き合い方、「使う」「貯める」「ふやす」について考えてみましょう。
お金との上手な付き合い方①
「使う」「貯める」
お金を大切に使う
お金は、おうちの人が一生けん命働いてかせいでくれるもの。そして、あなたのおうちが手に入れることができるお金は限られている。ほしいものを何でも買っていると無くなってしまう。限られたものだから大切にしよう。
お金を上手に使う
お金を使うときは、必要なもの、本当にほしいもの、自分のためになるものに使うようにしよう。それが自分の役に立つものなのか、しっかり判断できる力を身につけよう。
計画的に使って、
お金を貯めよう
お金を上手に使えるようになったら、余ったお金を貯めておこう。実は、思いがけないことでお金が必要になることもある。貯まったお金で自分が大きくなってから好きなことを実現することもできる。自分で計画を立てて使うお金、貯めるお金を決める練習をしていこう。
お金との上手な付き合い方②
「ふやす」
お金のふやし方を知るためには、
世の中のお金のしくみを学ぶ必要があります。
「世の中お金劇場」では、社会を大きく3つに分けていきます。
①わたしたち生活者、②モノをつくって売る会社、
そして③国・県・市などです。
お金はこの3つのグループの間でグルグルと回っています。
わたしたちはお店や会社で働いてお給料をもらい、
そのお金で会社がつくったモノを買います。
国や自治体は生活者や会社から、税金や社会保険料を集め、
そのお金で水道やゴミ収集などの公共サービスや
年金などの社会保障をわたしたちに提供しています。
このようにお金が社会をグルグル回ることを
「金ゆう」といい、お金が活発に動くと社会は元気になります。
会社の株式などを買って投資することで、
積極的に世の中にお金を流し、会社を応えんすることができます。
会社が新しい商品をつくればみんなが便利になり、
投資した人はお礼をもらってお金をふやすこともできます。
キーワードをチェック!
税金 | 税金とは、消費税や所得税、住民税など、国や県・市などがわたしたちから集めるさまざまなお金のことです。政府は集めた税金で、人々のくらしを守ったり豊かにしたりする公共サービスを提供しています。 |
---|---|
公共サービス | 公共サービスには、上下水道や道路の整備、図書館、市役所、ゴミ処理などみんなのくらしやすい街づくりや、学校の机や教科書などの教育、医りょう、警察、消防、災害復旧などがあります。 |
社会保障 | お年寄りや子育てする人、障害を持つ人、ケガや病気で働けなくなってしまった人などをみんなで助ける仕組みです。 |
投資 | 会社や国の株式・さい券などを買って応えんすることです。会社の事業が成功したり、国が豊かになると、そのお礼にみんなが公平に配当金をもらうことができます。ただし、必ずお金がふえるとは限らないため、長い目でお金を育てる意識で、いろいろなところに少しずつ投資していくことが大切です。 |